2016-09-17

NOYAKI 2016_1








今年の野焼きは
新潟県中魚沼郡津南町にある


なじょもん

山をトンネルで超え
越後湯沢のむこう側

はじめて山梨をはなれての野焼き
ご縁があって縄文の村へ



ぐるりと竪穴式住居
この真ん中で火を焚いていいなんて
夢のような話

今回、初めてなので一日みんなより早く行って
打合せと使用説明を学芸員の方と



とりあえず本日の宿
テントをたてて休憩









現代っ子のために電波がとんでいる
山梨の山奥よりも断然都会?なのだ




竪穴式キッチンのなかでも
小さな火が焚ける
気温もほどよくて寒くない

昨日は十五夜で
明日は満月
曇っていたのだけれど
隙間から月が現れてくれた

静かななかの虫の声と
オボロヅキと
竪穴式キッチンの明かりと
霧の湿気が気持ちよい





テントにはいったら
あっという間に寝落ち

朝、トイレに行きたくて目が覚めた
あーめんどくさいと思いながら
シャッとファスナーを開け外にでた

空がうっすらぴんくがかった薄紫色
トイレに行ってぼんやり眺めていると
刻々とイロが変化していく

あー来て良かった!起きて良かった!笑
と、思うのだ

詩的な一文でも書ければよいのだけど
そうそう上手く思いつかない…

ので、またテントへ戻って寝る事に









ぱちり!と目が覚めなかったと記憶しているけど 笑
朝が再来

みんなを迎える準備

まずは看板の準備
急に看板たててねっていわれて
絵の具とポスターの裏紙わたされたわりには
ましな看板なのでは?!と…








とりいそぎ下地を作る
霧でだいぶしめってる

ひと焼きして昼までまだ時間があるので
散策に出るコトに

きのう遠目でチラリと見た蕎麦の畑
小さな白い花が満開で
一面に広がる景色はなんとも乙女チック
ざぶざぶと分け入りたくなる




コチラは瓢箪
自由……かなり自由…
雑穀もたくさん植えてあった
自由ながらも程よく手入れされた
気持ちのよい畑がならんでいる




お月見団子がほしくなる
ススキの群れ
こちらも自由な感じで満開




小さな森をすすむと
下の集落が見える
信濃川が流れているのだけど
遠いい…というか深い……
気軽にはおりていけないホド深い…
裏の川で遊ぶつもりが…
まったく行けない…………

まったく知らなかったけれど
河岸段丘というこの辺りの土地の特徴らしい




川はあきらめて
森の散策



森のおわりは
マンモス的なお出迎え



近くてみると
コワい…



散策の〆は
なじょもん博物館へ

なんと!本物の土器におさわりさせていただける
太っ腹ですね
萌えますね

地元から出土した修復中の土器たち
なんだか不思議な気分







ナゾだらけの縄文時代を
アレコレ推測するのって楽しい
どの学芸員さんも面倒くさがらず
丁寧に説明してくれる

修復してみたい…




さて現代へもどって
自分たちの未来の土器を焼く準備

みんなもチラホラ到着して来た





さて




さて
縄文式で火をおこして



着火!

と、言いたかったのだけれどもー
ザンネンながら煙はたてども
火がおこらず

雨もぱらつき

現代の力をかりての
着火となりました

縄文人をリスペクト




さて!無事にはじまった
あとはどんどん燃やして寄せていく









陽もくれてきて
さてさて

夕食と宴の準備開始




つづく